運命の出会いって信じますか?

「あなたの人生をふいにする事は無いわ。」

それでも興奮が収まらない私。

「俺は華さんと真先くん、そしてこれから生まれてくるかもしれない赤ちゃんのそばに居る事に決めたんだ。これは華さんに何と言われようとも曲げない。」

「でも…。」

私は生都くんを見上げる。

「俺が決めた事なんだ。」

生都くんはハッキリとそう言い切った。

「とにかくすべては明日病院に行ってからの話だから。」

すっかり穏やかな表情に戻った生都くんは、真先を私に寄越した。













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