運命の出会いって信じますか？
8
休み明け。

真美に土曜日に有った事を、昼休みに話していた。

お互いお弁当を食べ終わった後のコーヒーブレイク。

「へぇ～。その宅急便の子、生意気ね。」

くすくす笑いながら、真美は私の話を聞いている。

「でも何かその最後の一言はドキッとするわね。」

「ん？」

私は彼の言葉に腹が立った事を話しているのに、真美のこの反応は何だろう。

「すっぴんの方が好きだって言われたんでしょう？聞きようによっては、半分告白みたい。いいなぁ、私はそんなのご無沙汰だからなぁ～。」

既婚者との反応はこんなに違うものなのか。

出来ればその真美の余裕を私に分けて欲しい。

「でもその前に、すっぴんはやばいって言われているんだよ。その後にそんなこと言って私をからかったのよ、きっと。」

真美の反応が面白くなくて、私は頬を膨らませた。
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