運命の出会いって信じますか?
でもどれもこれも私の様子を見て、生都くんが勧めてくれたから出来たのだ。
「ダメだな、私。」
まだまだ私が生都くんから離れたくないと思ってしまう。
それは生都くんが居なくなって3人で生活していく事に不安を抱いているから。
でもそれよりもっと感じている事…。
私ははぁと大きく溜息をつく。
「華さん、何しているの?瑛吾がお待ちかねだよ。」
生都くんを待っているつもりが、いつの間にか私が置いて行かれそうだ。
「華さん、今日は子供達が寝たら時間をもらえるかな。」
私は生都くんの言葉にどきりとした。
横で瑛吾が笑っている。
「なーはママとお話がしたいんだって。だから僕とお兄ちゃんは早く寝る約束をしたんだよ。」
やっぱり次男である瑛吾の方が、長男の真先よりませている。