運命の出会いって信じますか?

「本当に大変だった。」

生都くんにそう言われてハッとした。

そこに子供達がやって来た。

「おやすみ、なー、ママ。」

真先のお休みの挨拶に、私達は微笑む。

「なー、ちゃんとママにお話してよ。」

瑛吾がにっこりと笑う。

そんな瑛吾の様子に、真先は慌てたように瑛吾の手を引っ張る。

「瑛吾、寝るぞ。」

私はそんな二人にきょとんとする。

「何?子供達と何か話したの?」

私は生都くんを見る。

「うん、男同士の話し合いをしたんだ。ママには俺から話をするって言ったから、子供達はあんな事を言ったんだろう。」

< 469 / 478 >

この作品をシェア

pagetop