恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「はぁー、早くちゃんと抱き締めてえよ」
そう言いながら信号が青に変わったことに気づいた晴希さんは、ハンドルを握り直して車を発進させた。
それからの晴希さんはあたしの方に視線を向けることも、口を開くこともなく。
いつの間にかアパートに着いていた。
車を降りると、晴希さんはすぐにあたしの目の前に来て手をぎゅっと握ってきた。
そしてそのまま引っ張るようにアパートの中に入っていく。
言葉はないけれど、その行動に晴希さんの想いがこもっているのを感じて、胸がぎゅっと掴まれたように痛くなる。
その痛みを抑えるように、晴希さんの手をぎゅっと握り返した。
そう言いながら信号が青に変わったことに気づいた晴希さんは、ハンドルを握り直して車を発進させた。
それからの晴希さんはあたしの方に視線を向けることも、口を開くこともなく。
いつの間にかアパートに着いていた。
車を降りると、晴希さんはすぐにあたしの目の前に来て手をぎゅっと握ってきた。
そしてそのまま引っ張るようにアパートの中に入っていく。
言葉はないけれど、その行動に晴希さんの想いがこもっているのを感じて、胸がぎゅっと掴まれたように痛くなる。
その痛みを抑えるように、晴希さんの手をぎゅっと握り返した。