恋の魔法と甘い罠Ⅱ
朔はあたしの方に視線を戻してきたけれど、その瞳は観察するようにじっとあたしの瞳を見つめていて。
パッと視線をそらす。
「俺が10分って言ったんだもんな」
伝票を手にして立ち上がった朔は、そのまま会計の方へすたすたと歩いていく。
「ちょっ」
慌ててついていくけれど、追い付いたときには既にお会計を済ませていて。
「払うよ!」
お財布片手にそう言ったけれど。
「誘ったの、俺だから」
そう言ってそのままカフェを出てしまった。
「ちょっと待ってよ!」
早足で歩いていく朔になかなか追い付けないから呼び止めると、足を止めて振り返った朔。
「何?」
「ごちそうさま」
パッと視線をそらす。
「俺が10分って言ったんだもんな」
伝票を手にして立ち上がった朔は、そのまま会計の方へすたすたと歩いていく。
「ちょっ」
慌ててついていくけれど、追い付いたときには既にお会計を済ませていて。
「払うよ!」
お財布片手にそう言ったけれど。
「誘ったの、俺だから」
そう言ってそのままカフェを出てしまった。
「ちょっと待ってよ!」
早足で歩いていく朔になかなか追い付けないから呼び止めると、足を止めて振り返った朔。
「何?」
「ごちそうさま」