恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「玲夢は会っても大丈夫?」
朔が転校したとき、あたしが朔のことをずっと忘れられなかったのを彩未は見ていたから心配してくれているんだよね。
「この間、会った」
「え? ……ええっ!?」
「なんか、勤め先が同じビルに入っててさ」
「マジで!?」
「うん」
彩未はこれでもかってくらいに瞳を大きく見開いて驚いている。
けれど、それはすぐに細められて、ゆっくりと眉が下がっていく。
「……大丈夫、だったの?」
「うん。平気だった」
「そっか」
彩未はほっと息をつく。
「でも『もう一度付き合ってよ』って言われた」
「え!? マジで!?」
「うん」
朔が転校したとき、あたしが朔のことをずっと忘れられなかったのを彩未は見ていたから心配してくれているんだよね。
「この間、会った」
「え? ……ええっ!?」
「なんか、勤め先が同じビルに入っててさ」
「マジで!?」
「うん」
彩未はこれでもかってくらいに瞳を大きく見開いて驚いている。
けれど、それはすぐに細められて、ゆっくりと眉が下がっていく。
「……大丈夫、だったの?」
「うん。平気だった」
「そっか」
彩未はほっと息をつく。
「でも『もう一度付き合ってよ』って言われた」
「え!? マジで!?」
「うん」