恋の魔法と甘い罠Ⅱ
心の拠り所
◇◇◇
「鮎川!」
お昼の食事を済ませて席を立ったところで、少し離れた場所から名前を呼ばれた。
その声に振り返るとそこにいたのは鷹山くんで。
「どうしたの?」
お互いに近づき、その距離が一メートルほどになったときに話しかける。
「ちょっといい?」
「あ、うん」
「ここじゃちょっと……」
ちらちらと周りの様子をうかがいながら声を潜めて話してくる鷹山くん。
内緒話だろうか。
鷹山くんの後ろをついていくと、たどり着いたのは小会議室。
「こんなとこ連れてきてごめん」
「いや、いいけど。何かあった?」
ちょっとした陰になるところどころか、わざわざ会議室に入るなんて、もしかしたら晴希さんの話かもしれない。
「鮎川!」
お昼の食事を済ませて席を立ったところで、少し離れた場所から名前を呼ばれた。
その声に振り返るとそこにいたのは鷹山くんで。
「どうしたの?」
お互いに近づき、その距離が一メートルほどになったときに話しかける。
「ちょっといい?」
「あ、うん」
「ここじゃちょっと……」
ちらちらと周りの様子をうかがいながら声を潜めて話してくる鷹山くん。
内緒話だろうか。
鷹山くんの後ろをついていくと、たどり着いたのは小会議室。
「こんなとこ連れてきてごめん」
「いや、いいけど。何かあった?」
ちょっとした陰になるところどころか、わざわざ会議室に入るなんて、もしかしたら晴希さんの話かもしれない。