恋の魔法と甘い罠Ⅱ
部屋に入って一息ついてから彩未に電話をかけた。
前に石崎さんとのことを相談したことがあったから、それからのことを話した。
晴希さんと石崎さんが婚約するって噂があることやさっき会社の前で見かけたこと、今二人で出張に行っていて、晴希さんのスマホから石崎さんが電話を掛けてきたこと、そして今のあたしのこのぐちゃぐちゃな気持ちを聞いてもらった。
けれど、途中から涙がぽろぽろと溢れてきて、嗚咽混じりで途切れ途切れに話していたにも関わらず、彩未は“うんうん”と相槌を打ちながら聞いてくれて。
不安な気持ちやもやもやしたものが晴れたわけではなかったけれど、ただ聞いてもらったっていうだけで、気持ちが少し軽くなった気がした。
前に石崎さんとのことを相談したことがあったから、それからのことを話した。
晴希さんと石崎さんが婚約するって噂があることやさっき会社の前で見かけたこと、今二人で出張に行っていて、晴希さんのスマホから石崎さんが電話を掛けてきたこと、そして今のあたしのこのぐちゃぐちゃな気持ちを聞いてもらった。
けれど、途中から涙がぽろぽろと溢れてきて、嗚咽混じりで途切れ途切れに話していたにも関わらず、彩未は“うんうん”と相槌を打ちながら聞いてくれて。
不安な気持ちやもやもやしたものが晴れたわけではなかったけれど、ただ聞いてもらったっていうだけで、気持ちが少し軽くなった気がした。