恋の魔法と甘い罠Ⅱ
ここは社員食堂でも隅っこの四人掛けのテーブルにいるけれど、念のために声を潜めながら話す。
「晴希さんと石崎さんが、婚約したって話になっているらしくて……」
「え!」
小さめだけれど声をあげた悠亜さんと大きく目を見開いた紗羽さん。
「晴希は何て?」
心配そうに紗羽さんがそう訊いてきた。
「その話を聞いてから、晴希さんとは会えていないんです」
「どうして? 帰ってきてないの?」
二人ともあたしが晴希さんと同棲しているのを知っているから、不思議そうに首を傾げる。
「昨日から出張で……」
「そうなんだ」
「晴希さんと石崎さんが、婚約したって話になっているらしくて……」
「え!」
小さめだけれど声をあげた悠亜さんと大きく目を見開いた紗羽さん。
「晴希は何て?」
心配そうに紗羽さんがそう訊いてきた。
「その話を聞いてから、晴希さんとは会えていないんです」
「どうして? 帰ってきてないの?」
二人ともあたしが晴希さんと同棲しているのを知っているから、不思議そうに首を傾げる。
「昨日から出張で……」
「そうなんだ」