恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「こういう時間はすっげー久しぶりだから、我慢できねぇ」


「我慢、しなくてもいいのに」


「そういうわけにはいかねーだろ?」


「何で?」


「お腹の子に何かあったらどーすんだよ」


「……」



確かに自分の身体がどういう体質なのかわからないから、安定期に入るまではちょっと心配だったりはするけれど、そういうことをしたら駄目とかそういうわけでもない。


それでも晴希さんの方からそうやって言ってくれるなんて、凄く嬉しい。



「ありがとう」


「ん」



気遣ってくれるその気持ちは本当に嬉しい。



「でも……」


「ん?」
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