恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「本当、玲夢には敵わねぇわ」
晴希さんは溜め息混じりにそう言ってぎゅっと抱き締めてきたけれど、いつもあたしの方が晴希さんに敵わないって思っているのに。
そのまま大きな胸に顔を埋めて、あたしも晴希さんの背中に腕を回してぎゅっと抱きつく。
「もうこんな風に寂しい想いさせねぇようにするから」
「うん」
石崎さんとのことがあったり、ずっと会えなかったことは凄く寂しくて辛かったけれど、晴希さんは一生懸命あたしを守ろうと頑張ってくれていたから、あたしは不満に思ったりしていない。
結果的にこうやってちゃんと歩み寄って、晴希さんの傍にいられればそれで満足なんだから。
晴希さんは溜め息混じりにそう言ってぎゅっと抱き締めてきたけれど、いつもあたしの方が晴希さんに敵わないって思っているのに。
そのまま大きな胸に顔を埋めて、あたしも晴希さんの背中に腕を回してぎゅっと抱きつく。
「もうこんな風に寂しい想いさせねぇようにするから」
「うん」
石崎さんとのことがあったり、ずっと会えなかったことは凄く寂しくて辛かったけれど、晴希さんは一生懸命あたしを守ろうと頑張ってくれていたから、あたしは不満に思ったりしていない。
結果的にこうやってちゃんと歩み寄って、晴希さんの傍にいられればそれで満足なんだから。