恋の魔法と甘い罠Ⅱ
以前あたしと付き合っていたということもあって、本当は榊部長を結婚式に招待するかどうか迷っていた。
けれど晴希さんの直属の上司を呼ばないのも不自然だし、それに今では晴希さんはとても信頼し、尊敬している上司らしく。
結局招待することになった。
「鮎川の体調はいいのか?」
「はい。絶好調です」
「ははは、それならよかった」
ガッツポーズを決めながら答えたあたしに、榊部長は可笑しそうに笑っている。
それを見て、晴希さんは心なしかムッとしているように見えて。
「どうしたの?」
こそりと訊いてみると晴希さんはぼそぼそと答えてくれた。
けれど晴希さんの直属の上司を呼ばないのも不自然だし、それに今では晴希さんはとても信頼し、尊敬している上司らしく。
結局招待することになった。
「鮎川の体調はいいのか?」
「はい。絶好調です」
「ははは、それならよかった」
ガッツポーズを決めながら答えたあたしに、榊部長は可笑しそうに笑っている。
それを見て、晴希さんは心なしかムッとしているように見えて。
「どうしたの?」
こそりと訊いてみると晴希さんはぼそぼそと答えてくれた。