恋の魔法と甘い罠Ⅱ
晴希さんと相談して、いくら元彼とはいえ彩未や琉生と一緒につるんでいる友達だから、朔だけ呼ばないというのもどうなんだろう……ということになって、朔にも招待状を出したのだけれど、朔からは欠席の返事が来た。
まあ、そうくるとは思っていたけれど。
元カノの結婚式になんて出たくないよね。
そう思ったら、紗羽さんの結婚式に出席した晴希さんは本当に辛かったんだろうな。
ちらりと隣を見上げると、それに気づいた晴希さんもあたしに視線を移してきて。
「ん?」
「ううん、なんでもない」
視線をそらしながらそう言ったけれど、またすぐに晴希さんを見上げる。
「だから何だって」
「……」
まあ、そうくるとは思っていたけれど。
元カノの結婚式になんて出たくないよね。
そう思ったら、紗羽さんの結婚式に出席した晴希さんは本当に辛かったんだろうな。
ちらりと隣を見上げると、それに気づいた晴希さんもあたしに視線を移してきて。
「ん?」
「ううん、なんでもない」
視線をそらしながらそう言ったけれど、またすぐに晴希さんを見上げる。
「だから何だって」
「……」