恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「うきうきしてわくわくして、早くその場所に着かないかなぁって、瞳をきらきらさせてんだろ?」
「……」
そんなことないもん! と言うつもりだったけれど、わくわくしていたのは事実だから何も言えなくなってしまう。
そしたら無意識に唇を尖らせていたらしく。
「拗ねんなって」
「拗ねてないもん」
「じゃあいじけてる?」
「いじけてない」
「それならそんな顔すんなって」
そう言った晴希さんは、あたしの腕をぐいっと引っ張って自分の方へ引き寄せる。
運転中に何やってんの!? と思ったけれど、視界の隅に見えた信号機は今赤色で。
だからほっとしたけれど、それでも何でこんなことをされたのかわからず晴希さんを見上げる。
「……」
そんなことないもん! と言うつもりだったけれど、わくわくしていたのは事実だから何も言えなくなってしまう。
そしたら無意識に唇を尖らせていたらしく。
「拗ねんなって」
「拗ねてないもん」
「じゃあいじけてる?」
「いじけてない」
「それならそんな顔すんなって」
そう言った晴希さんは、あたしの腕をぐいっと引っ張って自分の方へ引き寄せる。
運転中に何やってんの!? と思ったけれど、視界の隅に見えた信号機は今赤色で。
だからほっとしたけれど、それでも何でこんなことをされたのかわからず晴希さんを見上げる。