恋の魔法と甘い罠Ⅱ
晴希さんのこのやさしい表情は、付き合うようになってからあたしに見せてくれるようになった。


愛しいものを見るような、そして慈しむようなそんな表情。


そしてあたしはこれを見るたびに、とても愛されているような気持ちになる。


ただの自意識過剰かもしれないけれど。


そんなことを考えている間に、気遣うようにおこなっていた律動もだんだんと速くなっていく。


それと同時に、あたしの身体もそれに合わせるように高みへと押し上げられていき……


晴希さんと一緒に昇り詰めた。
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