恋の魔法と甘い罠Ⅱ
この体勢は晴希さんの体温を直接感じられるからか、凄く安心する。


はぁ~~っと息を吐くと、晴希さんはあたしの顔を覗き込んできた。



「どうした?」


「このままずっとくっついていたい」


「ん。俺も……」



晴希さんはそう言うと、あたしの腰に手を回してぎゅうっと抱き寄せる。


密着した肌がやけに熱く感じられて、さっきまでの行為を思い出させて頬が熱くなる。



「あー、やべぇ……」


「何が?」


「また、抱きたくなってきた」


「ええっ! だ、だめだよ!」
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