恋の魔法と甘い罠Ⅱ

今日は結婚式で立ちっぱなしだったり、人と接っして気を遣うことも多かったせいか、なんだかとても疲れていた。


いくらさっきあたしも晴希さんを求めてしまっていたとはいえ、もう身体は限界だ。


これ以上は無理だよ……。



「わかってるって。これ以上無理させようなんて思ってねぇよ。──ただ、俺が我慢できねーだけ。

……まあでも、今はこれで我慢しとく」



そう言って晴希さんはあたしの額にちゅうっと吸い付くようなキスを落とす。


そしてまたぎゅっと抱き寄せられて、そのまま髪をそーっと撫でてくる。