恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「だから玲夢も、俺だけを見てろよ」


「あたしは、ずっと晴希さんしか見ていないよ。これからも晴希さんしか見ない」



あたしがそうさうと、晴希さんは満足そうに微笑む。


その表情が凄くかっこよくて、あたしの胸はきゅうっと痛いくらいに締め付けられる。


それを隠すようにまた胸に顔を埋めてぎゅっと抱きついた。


そしたら晴希さんも包み込むようにやさしく抱き締めてくれて。


そのぬくもりがとても心地よくて。


瞼を閉じると、そのままゆっくりと深い眠りに入っていった。



fin.
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