恋の魔法と甘い罠Ⅱ
その瞬間、目の前にある晴希さんの表情が満面の笑みに変わり、



「よっしゃ!」



と、小さくガッツポーズする。


その表情に、あたしの心臓は壊れてしまうんじゃないかってほどに、バクンッと大きな音をたてた。


晴希さんの笑顔はあまりにもカッコ良すぎて、心臓に悪い。


けれど、いつまでも見ていたいとも思ってしまう。


その表情に釘付けになっていると、ちらりと視線を寄越してきた晴希さん。



「秋くらいに式をあげられたらなって思ってるんだけど、玲夢はそれでいい?」
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