恋の魔法と甘い罠Ⅱ
今は三月の終わりで、これから暖かい春に向かっていく季節。


秋までなら半年はあるし、式の準備も心の準備もできると思う。


といっても、これからずっと晴希さんの隣にいられるようになるって考えるだけでも幸せすぎてしょうがない。


式の準備がどんなものかはわからないけれど、それがもし大変なものでも頑張ってやる。


ていうか、やらせていただきますっ!


そんな思いを胸に、「うん、大丈夫」と言いながらこくんと頷いた。
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