血塗れの廊下【短編集】
疲れているだけ、なのだろうか。
そうなら良いのだけれど
私は少し悩んだが
直ぐ眠りに落ちていった
『友佳ちゃん、友佳チャン…一緒ニ遊ンデヨ』
……真夜中に窓を叩く音が聞こえてきて
ふと眼を覚ます。
そして私は窓に目をやる
「……ひっ!?」
窓には、あの私が大事に持っていた
"リカちゃん人形"がへばりついていた
そして恐ろしい声で私の名を呼ぶ
「友佳チャン、遊ボウ?」
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