血塗れの廊下【短編集】


だからある日花子は言った

お母さん、学校へ行きたくない、と。

すると母は眉間に皺を寄せ
まるで害虫でも見るかの様な眼で

花子を睨み


行きなさい。


と言った。


花子は必死に苛められているの!
と言っても母は花子に

耳をかそうとはしなかった。




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