貴方に恋しました。
家から飛び出して出て行くと隣の家の扉もちょうと開いた。


「お‼︎杏奈じゃん‼︎おっはよ〜」

「あっ祐‼︎おはよ」


祐は小さい時からお隣でいつも遊んだりしてたいわゆる幼なじみ。


「って祐‼︎時間遅れる‼︎」

「おう‼︎じゃあ俺の自転車に乗って!」

えっ?


「なんで…」

「遅れちゃうだろ?…ほらっ早く‼︎」

「…っ」

「よしっ!出発進行‼︎」

「だ、誰かに見られちゃうっよ…し、しかも恥ずかしぃーー」

「相変わらずだなwこんなことで恥ずかしがってたら男できねぇよ?…まぁ俺がなってやってもいいけど?クックック…」


な、ななななんですって⁉︎


「祐には関係ないもん////」


ずっと笑い続けている祐には、わたしの声は聞こえなかったみたい…


祐いじられていると気付いたら私が今日から通う『厚桐中学校』が目の前に。


「すっごい人だな…杏奈一人で行けるか?俺は自転車置いてくるけど…」


ほんとに祐が言っている通りすごい人だかり…
「う、うん。中学生になったから頑張る‼︎」


「おう‼︎無理そうだったら連絡して?」


静かにわたしは頷いた。



よしっここが頑張りどころ‼︎


わたしは一歩踏み出して門をくぐった。


わ、わたしって勇気を出せば以外となんでも出来るのかも…
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