柚と柊の秘密
「まじか……でかした、優二!」
「戸崎柊が入ってくれたら、文化祭でも目立って仕方ないな!」
は……?
何言ってんだ、こいつら。
てか、文化祭?
ふざけんなよ。
文化祭で俺の酷い音感とリズム感を披露するのか?
この、超カッコイイ戸崎柊様が?
だけど……
「超嬉しい!」
喜ぶ奴らの顔を見ると、お人好しの俺は何も言えなくなってしまって。
……ピーン。
閃いた。
いいことを思いついたぞ!
上手くいったら、俺はさらに人気者になれる!!