銀魂(恋愛)
第一話 夢
季節は冬…
かぶきの町は一面、真っ白な世界となっていた。
人々は、腕をさすりながらも雪の中を歩いていた。
いつもは活気のあるかぶきの町も今は静かな空気につつまれていた。
そんな中…ここだけはいつもと変わらなかった…
ーー新「二人とも!!いい加減起きてください!
コタツで寝るなってあれ程言ったでしょ!?」
神「黙っとけよ、メガネ。
コタツは私の彼氏アル。
そんなんだから、いつまでたってもお前に女できないネ」
銀「そーだ、そーだ。
お前みたいな、ただのメガネは女なんか寄り付かなねぇよ」
新「ただのメガネって酷いじゃないですか!
ていうか、メガネ関係ないでしょ!?」
そう、ここ万事屋ではいつものこと。
天パ、ゲロイン、ダメガネこの三馬鹿による楽しくて愉快な…
銀、神、新「黙れぇぇぇ!!駄作者ぁぁぁぁ!!!」
・・・酷い
銀時side
銀「ったくよー…せっかくいい夢見たってのに…」
神「銀ちゃんのことアル。
どうせパチンコで大当たりでもしたネ」
銀「あーあ正夢にでもなってくんねぇかなぁ」
新「はいはい、正夢にでもなって家賃とか給料に使ってくださいね。
あーもう部屋がこんなに汚くなって…」
新八はそう言って、部屋の掃除をし始めた。
俺はもう一度横になり、ため息をつく。
銀「そんな夢なんか見てねぇよ…」
俺が見ていた夢は…
百合の夢だった…
百合が雪遊びをしていて、最後には雪になって消えてった…
俺は最近、百合の夢ばっかみていた。
そしてかならず、最後に百合は消えていく。
銀「…運命は変えられねぇってか…」