銀魂(恋愛)
第五話 お前は…
銀「はぁ…はぁ…
何時間歩き続けたんだこれ…」
俺はずっと森の中を歩いていた。
辺りはだいぶ暗くなり、視界が悪くなってきた。
銀「くそっ…やべぇな…」
何時間も歩き続けて、足はもうパンパンだった。
だけど…百合が生きてるかもしれねぇ……
ようやく…会えるかもしれないんだ……
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ーー銀「…ん?」
しばらく森の中を歩いていると、だいぶ道らしきものが見えてきた。
銀「確か…この道は…!」
俺はその道を走っていった。
そしてその先にあったのは…
銀「…ようやく…見つけたぜ……
枝垂桜…」
真っ白な世界に、淡いピンクの木が真ん中に立っていた。
銀「ここもスゲェ積もってるな…
こんな雪…百合なら大喜びだろうな」
俺は真っ白な世界に足を踏み入れる。
枝垂桜に近づくにつれ、俺は息を飲む。
そして枝垂桜の目の前まで来ると俺はある物に驚愕した。
銀「これは……雪だるま…」
色んな大きさの雪だるまが至る所にあった。
顔はなかったが…こんな綺麗な雪だるまを作れるのは…やはり…
すると枝垂桜の上にあった雪が落ちてきた。
俺が上を向くとそこには……
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銀「………百合…?」
枝垂桜の真上に人が立っていた。
だが、それは後ろ姿で誰なのかはわからなかった。
すると、女はゆっくりと後ろを振り返った。
銀「っ……!!」
月明かりが女を照らし出す。
白い肌にその細い腕…
左耳の耳飾り…
綺麗な水色の目…
そして……
左目の眼帯……
紛れもなく…俺が惚れた女……
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百合、百合だった…