零 Ⅰ ーzeroー暗ヤミに包マレタヒミツ ※毎日更新中

眉に皺を寄せて、


「は?なんで。」


「、、、もう嫌なの!いつまでも子供扱いしないでよ!」

李玖の目をチラッと見たらとても
傷ついた顔をしていた。


なんでよ
あたしの事が迷惑なんじゃないの?
鬱陶しいんじゃないの?


ポロッ

えっ、涙、、、。

あたし泣いてるの?なんでよ


「、、、詩結。大丈夫か?」


涙を拭おうとしてくれたのか


パシンッ

その手を払ってしまった。


「、、、えっ。」


李玖の悲しさと驚いた顔が頭から離れない、、、。


「、、、ごめんなさい。」


そのまま一気に玄関のドアを開け、
走り続けた。
李玖の声が聞こえたけど、聞こえないふりをして走り続けたんだ、、、。




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