社長の溺愛
☆麗美

結局、ポーラさんの鍵を貸してもらっちゃったし、材料費ってお金もらっちゃったし...本当に作るみたいだな

まだ、誰にも食べてもらった事ないけど...私の手料理

拓也の運転手に、連れていってもらってね♪
って言われても...あっ、会社の前にもう、スタンバってますね運転手さん

「とりあえずスーパーに寄って頂いてから社長宅にお願いしてもいいですか?」

「ポーラさんに話しは聞いてるから大丈夫だよ、任せといてね」


「はい、よろしくお願いします」


でも、本当にいいのかな?

社長とポーラさんの愛の巣に私なんかがお邪魔しちゃって

私自身も何となく、行きたくないのに...

しかも、料理まで...どんな展開なの...


もぉ、考えても仕方ないか、決まった事だし社長の体調管理も秘書のお仕事だって言われたし


それにポーラさんが
「拓也は、きっと部屋で寝てるから会わないと思うわよぉ~
その時は、ご飯だけ作って帰って来ちゃっていいからね♪ さすがに部屋までは覗かないで大丈夫だからねっ♪」

って、言ってたから会わない確率高めだしね!


さぁ、スーパーでカレーの材料、サラダ 、果物買って

いざ

社長宅へ! 覚悟決めました、私!


あっ、車が止まった


あれっ私の家...えっ




ウソ...



隣の棟なの...





まさか、こんなの近くに住んでたなんて



会わなくて良かったぁ~

でも、ポーラさんにはバレてるのかな? あっ、隣の棟だけどかなり離れてるし、ロビーも棟ごとにあるからバレてないかも! きっと、大丈夫だよねっ!



よし!いざ、出陣!




やっぱり社長も、高い所に住んでるんだなぁ~
夜景も、私の家からと社長宅とじゃ違うんだろうな



って、考えてたら着いちゃった..早かったなエレベーター




鍵、借りてるから

いざ、ガチャ ガチャ


心の中で、お邪魔しますっと


あっ、リビングあった





えっ、ソファーにいるのは....


社長....寝てる...


ドンっ


びっくりして買い物袋、落としちゃったよ

お願いだから、起きないでください、起きないで



ポーラさん、全然リビングにいますよ

ソファーに寝てますよ

まさかっ、リビングが部屋って事はないですよねっ


どうすれば...いいのでしょうか














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