社長の溺愛
☆拓也&麗美

「すみません...」

はっ、山口...

やっぱり本物なのか、幻じゃなかったのか
何となく..ほっ

じゃないな!!



何でいるんだ、その荷物はなんだ?



「山口...なんでここに?」


「ポーラさんに頼まれて」

「ポーラに頼まれた?何を?」

「様子をみてくるのと...」

「と..何だ?」

「ご飯を」

「はっ?」

「社長は外食ばかりだから、ご飯を作ってと...」

「なに? アイツが言ったのか?」

「ハイ。 でも、いらないのであれば、このまま帰ります」

「....」

「それでは、失礼」

「...いる」

「えっ」

「だから、いる」

「ご飯ですか?」

「...そうだ」

「分かりました、今から作りますね」

「何を作るんだ?」

「カレーライスです」

「子供が好きそうなヤツだな、俺は大人だぞ」

「ポーラさんが、社長も私もスキって、言ってたので!」

「....」

「キッチン借りますね」

< 102 / 155 >

この作品をシェア

pagetop