社長の溺愛
動き出す..
ふぅ~仕事終わったぁ、LINEしよ
「仕事終わったよ、何処で待ち合わせ?」
「会社の前にいるよ、早くおいで」
「分かった、今行くね」
っと、まさか会社の前とは早く行かなくちゃ
「ポーラさん、お疲れ様でした、お先に失礼します」
「はぁ~い、何か楽しそうねぇ~」
「はい、友達と会うので!」
「そぉ~なのぉ~、楽しい週末を~」
「はい、失礼します」
あっ、社長だ
「お疲れ様です、お先に失礼します」
何かそわそわしてんな
こっちは明日の事で頭がいてぇのによっ
「あーお疲れ」
「失礼します」
う~ん、何処だ?
あっ、いたいた
「久しぶり~元気だった?」
「...麗美?」
「そーだよ、どうしたの?」
「いや、今までの麗美と違うというか~」
「そーなの、秘書になったんだ、だから服装とかも変えたんだけど、変かな?」
「ぜんぜん、すっごく似合ってるよ、可愛い」
「ありがとう、そう言ってもらえて嬉しい♪」
「じゃ、キレイになったお姫さま、何処に連れていってくれるの?」
「さっきは、名前で呼んでたのに、なんでお姫さまって言うのー!もう止めってって言ってるのに!!」
「さっきは、人違いだったらまずいでしょ!それに、昔から姫って呼んでるんだから、いいかげん慣れようね」
「姫って、恥ずかしいんだもん」
「そう?だって姫は姫だから仕方ないよ」
「もう分かった...何が食べたい?」
「何でもイイよ、姫が決めて」
「う~ん、焼肉は? ひとりじゃなかなか勇気が出なくて食べに行けないから、どう?」
「分かった、焼肉にしよう!ほら、じゃー行こう、んっ」
「やったぁ、ありがとう♪ ジョシュと腕組みながら歩くの久しぶりだね、もう、1年経つんだね!いっぱい話したい事あるんだぁ、聞いてくれる?」
「いいよ、いくらでも。 俺もこんなに変わった姫の話が楽しみだよ」