社長の溺愛
「麗美ちゃん、変わろうと頑張ってるのぉ~」

「だから、拓也もありのままの麗美ちゃんを見てあげて!」

「ポーラからのお・ね・が・い♪」

これでも、あの目付きで明日見たら怒っちゃうんだからぁ

まっ、大丈夫でしょ

拓也も、言葉遣いは悪いけどいいヤツなのよねぇ~
こんな私とも、ずっと一緒にいてくれてるんだから...





そうだよなっ
確かに、あいつは変わろうとしてるのかもしれない

いきなり秘書課に移動させられたり
外見も変えろと言われたり
いきなり、社長と二人で打ち合わせに参加させられたり

前向きじゃないと無理かもな...


「分かった」


明日からは、こけしじゃなく山口として見てみよう


そう思ったら俺の頭も
スッキリした



「俺はそろそろ帰るけど、どうする?」

「一緒に帰るに決まってるでしょぉ~」


あっ、何かスッキリしたって顔になってるわぁ~拓也!



結局、全然聞けなかったけど...これはこれで良かったのかもねぇ~

明日が楽しみだわぁ~♪♪♪



< 85 / 155 >

この作品をシェア

pagetop