社長の溺愛
社長、大丈夫かなぁ~?

二人とも、社長室に入ったっきり出て来ない

あっ....社長....

こっちを見ずにエレベーターの方へ行っちゃった..

パラパラッ
今日の予定に外出とか会議とかないはずなんだけど...どうしたんだろ? 病院に行くのかな?倒れるぐらい、体調が悪いんだもん、しっかり検査とかしてもらった方がいいもんね!

下を向いてたら

「麗美ちゃ~ん、拓也ねぇ精神的ショックで今日は家で休む事になったわぁ~」

えっ、体の体調じゃなくて精神的ショックって....

私の顔見て、倒れたようにも見えなくもなかったけど..
だとしたら...私の顔が精神的ショックを社長に与えたって事!?

「.....」


私の顔って、人様に精神的ショックを与えるぐらいだったのね..どおりで、視線とか突き刺さってくると思った...


「麗美ちゃんのせいじゃぁ、ないわよぉ! 今私のせい?って、顔にでてたわよぉ」

「拓也自身の問題なのよぉ~もう、こまったちゃんよねぇ」

「だから、気にしないでねぇ~」

「....」

ポーラさんは、そう言ってくれるけど...


「ほらぁ、下向かない! 麗美ちゃんはぁ何も悪くないんだからぁ~」

そこまでポーラさんが言ってくれてるんだから..ポジティブに考えてみよう!ポジティブ..ポジティブあっ、

「そうですよねっ!私が落ち込んでも仕方がないですよねっ! もう、この顔で生まれてきちゃったんだし、社長にはこの顔に慣れてもらうしかないですよねっ!」

って、ポジティブに考えてみた結果...顔に慣れて欲しいじゃ社長まかせみたいになっちゃった、でもそれしか思い浮かばない...まっ、いっか...



切り替え、早いわねぇ~
前から思ってたけどぉ、麗美ちゃんってポジティブなんだけど...何か違う方に向かってなのよねぇ

まっ、そこが可愛いいんだけどぉ~♪


「拓也が心配だから~私も早退させてもらっちゃうわねぇ~麗美ちゃんは一応、秘書課に残ってもらえるかしらぁ~? ほら、一応連絡とかあるかもしれないしぃ お願い出来るかしらぁ~? 定時になったらすぐにあがっちゃって大丈夫だからぁ~」

「はい、分かりました」

社長の事は心配だけど、原因かもしれない私が側にいたりしたら悪化しちゃうよね

それに、彼女のポーラさんがいるのに私が行きたいなんて...不快におもうよね...




「ありがとうぉ~じゃ、お願いするわねぇ!また、明日ねぇ~



「はい、お疲れ様でした」


胸が苦しい...

最近、痛くなったり今みたいに苦しくなったり私、病気なのかな? また、あるようだったら病院に行こう!

今日は一人だ、頑張るぞ!












< 97 / 155 >

この作品をシェア

pagetop