不思議の国の帽子屋
まぁ案の定寝てやがったよ。


伊達に眠りネズミなんて名乗ってねぇなって思った。


「よう、お早うさん。……いや起きろよ……」


「……ん……あぁ……い、かれ……うさぎ……お……はよ


そこからはめんどくて聞くのやめた。


「いかれとか言ってんなって」


摘んでいた眠りネズミを離して、ゴチャゴチャのテーブルが鬱陶しかったから、テーブルクロスごと地面に落としてやった。


因みに、離した眠りネズミはテーブルクロス共々俺の視界から消えてった。


下からみぎゅっ!みたいなん聞こえた〜♪


何秒か帽子屋待ったけど来なかったから、も一度眠りネズミを拾って聞いてみたんだ。
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