不思議の国の帽子屋
「……い……たい……か、ら……」


「なぁ!帽子屋何処行っちまったんだよ?まだ来てねぇの?」


眠りネズミは数秒考えた後、モソモソと身をよじった。


付き合い長いからさ、下落とせって言ってんのわかんのよ。


またパって離すと、ぎょって顔して面白かったな。


「ん〜、紙切れ〜?」


眠りネズミはさ、それ渡したらすぐ寝ちゃった。


んで俺はすぐ走った訳。


勿論ポケットに眠りネズミ詰め込んでな。
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