私の記憶へ、ようこそ
part2 -2-


…入りにくいな。
でも、入るしかないんだよね。



ガララララッ



美羽「あっ!唯桜!おはよ~」


…え?


なんだろう。


どうして急に優しくするんだろう。

唯桜「お、おは、よ…?」


美羽「ね~唯桜~今日何して遊ぶ?」



すごく違和感を感じる。

美虹「唯桜ちゃん、おはよう~♡♡」

唯桜「あ、美虹ちゃ…おはよ」

あれ?こんなに美虹ちゃんってキャピキャピしてた?

それに…それに…


美羽ちゃん私のこと…



唯桜〝ちゃん〟ッテ言ッテタヨネ?


おかしい。何かがおかしい。


その何かって何なんだろう。

こうして、私の日常は何事もなかったかのように始まった。


そのいちにちはすごく違和感を感じながら過ごした。

当たり前だよね、急に優しくなるんだもん。
あの件なんてみんな忘れてて…
おかしいよね?

でも…何かが違う。
そういう違和感じゃない、なにか…

みんながみんなじゃなくなったみたいな。そんな感じ。

当然いごこちも良くなかった。

とにかく帰りたかった。

だから、HRが終わったらすぐに家に向かう




――――――はずだった。






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