その瞳をわたしに向けて
全く見えない
*
「松田君、最近ちょっと変わってきたよね。」
たまにはランチを外に食べに行く。
今日は立花が出先への営業のため、田中さんと二人で会社近くのカフェにランチにきた。
「そうですか?」
松田を二度目の自宅に泊めてから、既に何日かたった。
あれから特に目立って変わったことなんてない。
…………しいて言えば、立花さんに対する視線が自然になったことかな。下手に逸らしたり、考えながら見つめたりする仕草がなくなった
少しだけ、表情が柔らかくなってるか…………
だからといって、相変わらずどんな小さなミスでも、しっかりと指摘してくるところは変わってない。
「少なくとも、あんな風に会社の女の子と個人的にお茶するとこは初めて見るわ」
「…………」
ここは会社の近くのカフェ。
当然会社の人間が来て当たり前なのだけど、松田とその女子社員はどこかで食事を済ませた後のようで、私達の後に入店して来てコーヒーを飲んでいる。
「あれ、経理部の山田さんよね」
「松田君、最近ちょっと変わってきたよね。」
たまにはランチを外に食べに行く。
今日は立花が出先への営業のため、田中さんと二人で会社近くのカフェにランチにきた。
「そうですか?」
松田を二度目の自宅に泊めてから、既に何日かたった。
あれから特に目立って変わったことなんてない。
…………しいて言えば、立花さんに対する視線が自然になったことかな。下手に逸らしたり、考えながら見つめたりする仕草がなくなった
少しだけ、表情が柔らかくなってるか…………
だからといって、相変わらずどんな小さなミスでも、しっかりと指摘してくるところは変わってない。
「少なくとも、あんな風に会社の女の子と個人的にお茶するとこは初めて見るわ」
「…………」
ここは会社の近くのカフェ。
当然会社の人間が来て当たり前なのだけど、松田とその女子社員はどこかで食事を済ませた後のようで、私達の後に入店して来てコーヒーを飲んでいる。
「あれ、経理部の山田さんよね」