その瞳をわたしに向けて
松田達が席を立ったのを見届けて、そう言う田中さん。会社までの道のりを、ほぼ一定の距離を保ちながら歩く
会社のエレベーターには、とうとう一緒に乗り込んでしまった。
私達のことなんてまるで眼中にないかのように山田さんは松田さんに話しかける
「今日は本当にありがとうございました。さっきの話、もう少し詳しく相談にのってほしいので、明日御飯食べに行けませんか?お仕事の都合は………」
二人の話は筒抜けだ
「いや、大丈夫だと思う。」
ほうっ、即答ですか…………
「よかったぁ、じゃあ明日定時後にロビーで待ってます。」
「分かった」
嬉しそうな彼女の顔は、声で分かる。
そして、5階のフロアで降りていった。
「……………」
「……………」
会社のエレベーターには、とうとう一緒に乗り込んでしまった。
私達のことなんてまるで眼中にないかのように山田さんは松田さんに話しかける
「今日は本当にありがとうございました。さっきの話、もう少し詳しく相談にのってほしいので、明日御飯食べに行けませんか?お仕事の都合は………」
二人の話は筒抜けだ
「いや、大丈夫だと思う。」
ほうっ、即答ですか…………
「よかったぁ、じゃあ明日定時後にロビーで待ってます。」
「分かった」
嬉しそうな彼女の顔は、声で分かる。
そして、5階のフロアで降りていった。
「……………」
「……………」