その瞳をわたしに向けて
「なに、まだ何かあるのか?」

口調が幾分不機嫌だ

「別に、最近の松田さんはリア充だそうで、忙しくて何よりですね。」

「はぁっ?なんだそれ」


「仕事も忙しくて、でも誘われて飲み会や合コンにも行って………」

女の子お持ち帰りして………

「だから何だよ。そんなことお前に関係ねぇだろ。」




「……………」




そうだよ、関係ないもん全然




車は美月のマンションの前でハザードランプをつけ、停められた


「ごめんなさい。そうですよね、ちょっと入り込み過ぎました。」


ちゃんとしっかり松田と目を合わせて、一礼してから小さい笑顔を向けた
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