その瞳をわたしに向けて
掴まれた腕はすぐに離れ、堀内は指を口に当て静かにっと美月に近づいた後、今度は肩に手を回してきて一緒に倉庫室に歩いて行った。


「松田1人で入って行ったわけじゃないから」

「…………?」


肩に回された手のせいで、結構身体が密着しているのが気になる

そのままゆっくり、倉庫室の扉が堀内の手で開けられた。

入り口こそ暗いが、棚の奥には電気つけられ明るかった


部屋に入ると、奥の方から人の話し声がする。
後ろから両肩を掴まれ、肩の上に顔をのせてきた堀内

ちょっと…………近い!?

「しっ…………松田、その奥にいるんだけどさ、多分取り込み中だから」


えっ…………とっ取り込み中って?

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