その瞳をわたしに向けて
今日、さっき出先から帰ってきてすぐに堀内に呼び止められたと思ったら、その後ろからあの女が一緒にいた。
石原真由美 総合受付け入社2年目 清宮と同期らしいが多分あいつとは交流がないだろう
なんだよ、堀内のヤツいつもこいつは…………
まあいい、俺も言いたいことがあったんだあの女に
「バカだろ、お前………分かるだろ俺は全く興味ないんだけど」
自分に幾分自信のあるやつは、これくらい言ったって傷つかないだろ
山田みたいに遠回しに近づいて来るのも面倒臭いが、
付きまとわれるのはもっと面倒臭い
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「清宮なら帰った。なんか用だったのかっ?」
「そんな、睨まないでくれるかなぁ、真由美ちゃんのことだって別に俺悪いことしてないだろ」
山田のことは頼んで押し付けたが、たまにこいつにものを頼むと代わりに厄介事を回される
「……………清宮に見せるもんでもないだろ、なんであんなとこにあいつ連れてくるんだよっ」