その瞳をわたしに向けて

「あ……………」

「ん?」


「あの、来週末4人でご飯食べに行こうって…………」

「4人で?」

松田が考え込むように美月を見下ろし口を開く

「そっか…………それならいいか」

「えっ、いいんですか?!」


「ああ、俺は今から調整すれば仕事は何とかなるから、そっちの都合だろ」


美月が一瞬嬉しそうに顔を上げる


「じゃあ、瑠璃ちゃんに聞いてみます。」


「都合が分かったら、早目に電話でもいいから教えてくれ。そしたら俺から堀内に言っとくから」


「はいっ」



次の日の夜、早速瑠璃子に連絡を入れた



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