その瞳をわたしに向けて
目の前にある両手で握り締めていたドリンクを一気に流し込み、赤い顔して眉を歪ませる美月
「だって、佐伯さんは大人で仕事もできて、松田さんとも釣り合いが取れるじゃないですかぁ。立花さんの事が好きだったんですよ、私なんて正反対だしぃ………」
「えっ、清宮さん?!」
美月の据わった目と、声の大きさに驚く理沙
「どうやって自信なんて持てるんですかぁ?」
「あっ、ウソっ泣かないで! ちょっと言い過ぎたから、剛平からは清宮さんの事聞いてたよ。気になる子がいるって……………」
理沙が慌てて美月を宥める
「ってあれっ、ねぇもしかして寝ちゃったの…?」
ぽろぽろと涙を流し始めた途端、机に突伏してしまった美月
それから動かない
見れば彼女が握るそのドリンクは、何度目かに頼んだ理沙のウイスキーの水割りだった
「だって、佐伯さんは大人で仕事もできて、松田さんとも釣り合いが取れるじゃないですかぁ。立花さんの事が好きだったんですよ、私なんて正反対だしぃ………」
「えっ、清宮さん?!」
美月の据わった目と、声の大きさに驚く理沙
「どうやって自信なんて持てるんですかぁ?」
「あっ、ウソっ泣かないで! ちょっと言い過ぎたから、剛平からは清宮さんの事聞いてたよ。気になる子がいるって……………」
理沙が慌てて美月を宥める
「ってあれっ、ねぇもしかして寝ちゃったの…?」
ぽろぽろと涙を流し始めた途端、机に突伏してしまった美月
それから動かない
見れば彼女が握るそのドリンクは、何度目かに頼んだ理沙のウイスキーの水割りだった