その瞳をわたしに向けて
「結構大きな会場の結婚式だったのね。人も何か上流階級って感じ…………」


さすが、同じ写真でも見るとこちがうなぁ

「みぃちゃんこれ名古屋?」

「ううんっ?東京。」

「へぇ、ああっ確かにゴージャスだけど派手じゃないもんね。みぃちゃんこんな結婚式に招待されてたの?セレブ?」


「ははっ、新婦さんすごい玉の輿なんだよ。新郎が大手企業の常務で、社長の甥なの。私はその新婦さんの後輩。」

別に自分の素性を隠す訳じゃないけど、言う必要もないかな


「ふぅ~ん………」

スマホ画像を触りながら見ている睦っちゃん。

友達だけど、お互いのことはあまり知らない。

「みぃちゃんはいつか東京帰っちゃうんだよねぇ」

「………うん、睦っちゃんは名古屋?」


「地元だからねぇ………ってわあ!」

「?」

スマホ画像を見て驚きながら、目を輝かせた。

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