その瞳をわたしに向けて
『ママぁ~!!』

 ブッ

「ふふふっ」


「「「…………っ」」」


さて、と立ち上がった夫人が「お祖父様とメニューの相談しなくっちゃっ」と社長と保に目を向けて

「帰る時間、ちゃんとメールしてね、絶対に。」


「「はいっ………」」

声を揃えて答える二人


「剛平君も、美っちゃんと一緒に来てね。待ってるから」

扉に向かいながら顔を向けてそう言う夫人に「はいっ、お邪魔します。」としか言えなかった



『清宮家最大のラスト大ボス』は、ここにいた…………


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