その瞳をわたしに向けて
駅から徒歩で約10分
マンションに着くと、まず暗証番号を押してカードキーを通す
MELLボックスのスペースで自分のボックスにボックス用の鍵を差し、いくつかのダイレクトメールを取り出した
まだ7時前、常駐の管理人室に挨拶をして住人パネルに自宅の暗証番号と部屋番号をタッチする
エレベーターに乗り込み、カードキーを通してエレベーターを動かす
自宅前で鍵を取りだしドアを開けて入るとすぐに鍵とドアチェーンをかけた
………ああ、なんて長い一日だったんだろう
いつものように、簡単に買ってきた物をおかずにご飯とスープ程度のものを作って、一人きりの晩御飯をとる
入浴をすませて、コーヒーをいれてローテーブルに座り一息ついた
「……………」
ふと、ベッドに目が行き何気に朝の松田を思い出した
腕枕をされて、スッポリ身体包み込まれて眠っていたんだよねぇ………
あんなに大きな人がこんな狭いベッドで、起こすまでよく眠れたものだと感心してしまう
バタンッ
「?!」
玄関の外の廊下から音がして、一瞬美月はビクンッと肩を反応させた
隣かぁ……………
bubu……bubu……bubu………
「……………?!」
携帯電話の通話用の着信が鳴り出した
………だれ?
ゆっくりとローテーブルに置いてあるスマホにてを伸ばした
「瑠璃ちゃん」
『どうしたの?出るの遅かったけど』
「ごめんね、キッチンに立ってたから……」
何となく嘘をついた
『明日、大丈夫だよ。いつもの洋食屋でいい?』
「うん、じゃあ7時頃で」
落ち着いてコーヒーをすする
『………急に明日ご飯食べに行こうなんてメールしてきて、何かあったの?』
急に心配そうに瑠璃子の声のトーンが下がる
「………ううん、この前ご飯食べに行こうっていったじゃん。明日ね」
そう言って短い電話を切った
マンションに着くと、まず暗証番号を押してカードキーを通す
MELLボックスのスペースで自分のボックスにボックス用の鍵を差し、いくつかのダイレクトメールを取り出した
まだ7時前、常駐の管理人室に挨拶をして住人パネルに自宅の暗証番号と部屋番号をタッチする
エレベーターに乗り込み、カードキーを通してエレベーターを動かす
自宅前で鍵を取りだしドアを開けて入るとすぐに鍵とドアチェーンをかけた
………ああ、なんて長い一日だったんだろう
いつものように、簡単に買ってきた物をおかずにご飯とスープ程度のものを作って、一人きりの晩御飯をとる
入浴をすませて、コーヒーをいれてローテーブルに座り一息ついた
「……………」
ふと、ベッドに目が行き何気に朝の松田を思い出した
腕枕をされて、スッポリ身体包み込まれて眠っていたんだよねぇ………
あんなに大きな人がこんな狭いベッドで、起こすまでよく眠れたものだと感心してしまう
バタンッ
「?!」
玄関の外の廊下から音がして、一瞬美月はビクンッと肩を反応させた
隣かぁ……………
bubu……bubu……bubu………
「……………?!」
携帯電話の通話用の着信が鳴り出した
………だれ?
ゆっくりとローテーブルに置いてあるスマホにてを伸ばした
「瑠璃ちゃん」
『どうしたの?出るの遅かったけど』
「ごめんね、キッチンに立ってたから……」
何となく嘘をついた
『明日、大丈夫だよ。いつもの洋食屋でいい?』
「うん、じゃあ7時頃で」
落ち着いてコーヒーをすする
『………急に明日ご飯食べに行こうなんてメールしてきて、何かあったの?』
急に心配そうに瑠璃子の声のトーンが下がる
「………ううん、この前ご飯食べに行こうっていったじゃん。明日ね」
そう言って短い電話を切った