その瞳をわたしに向けて
「すみません………」

松田は深い溜め息を吐き、美月の机に置いた作成資料をもう一度手に取った


「今日はもういい、今やってる仕事はも出来るものは田中さんに回す」

「えっ………」

まさか帰れってこと?さすがにそんな権限ないでしょ………



「一日、電話対応してろ。パソコン業務はしなくていい。」


そう言うと、松田は部長に立花に連絡とってみますと、資料作成のスケジュールについて話した。


「そんなぁ………」

電話対応って、別に一日中やってる仕事じゃない。仕事しないで椅子に座ったまま他の人が忙しくしている中にいるって、どんなに苦痛になるか今からでも分かる




でも……今は言われた通りにするしかない



< 89 / 432 >

この作品をシェア

pagetop