一目惚れの片想い
覚えてないか…
「間違いありません!!Souです!!」
「んなわけないだろ?5年前は、15だぞ?
お前ずっとSouを探してたから、鈴木さんと重ねているだけだろ?
似ているとは、思ったけどな」
「でしょ?間違いありませんって!!」
俺はSouを見つけた喜びを、先輩と分かち合いたかった
先輩は、別人だろうという
本契約を締結する日
鈴木さんから、説明を受ける
年下なんて、信じられないくらい
しっかりしている
「その契約待った!!!
鈴木さん!!酷いですよ!!
勝手に決めて!!」
「勝手に決めて良いと一任されてます」
「うちに下さいよ!!春陽君のデビューは
うちに任せて下さい!!
倉持企画さんには、悪いけど
春陽君は、うちの看板になるんだ
倉持企画さんは、経験が足りない!!」
まさかの横槍
ドタバタと応接室に入って来た
PPの企画課 イベントマネージャー
広瀬 隆徳
業界では、有名な人物
なんせ、PPのタレント部門が出来て
この人が1番燃えていただろう
初めて売り出すタレントを
他所の会社に任せるなんて
考えていたはずがない
俺と先輩ですら、次にデビューする人に
と思った企画
まさか、春陽君が1番だとは、知らなかった
「倉持企画の仕事、見たことあります?」
鈴木さんは
にっこり笑って、広瀬さんの顔を見る
「いいえ……」
「でしたら明日、倉持企画のイベントを
視察しましょうか」
「え?明日ですか!?」
内心、俺も驚いた
この営業活動と並行して、イベントの準備をしていた
それを鈴木さんが知っているとは…
「見てもないのに、経験が足りないから
春陽に合わないとお思いなんでしょう?」
バツが悪いと広瀬さんが目をそらす
「私は、最初から倉持企画に
春陽をお願いするつもりでした
経験の足りない所は
広瀬さんが、サポートして下さると
安心ですね
コラボ企画って、どうです?」
思いもよらない展開に
ドギマギ
「広瀬さん、そういうことなんですよ
契約書にちゃんとありますよ
うちの会社とコラボ企画
春陽のデビュー
そして、うちの初めてのコラボ企画!」
吉岡さんが広瀬さんに契約書を見せる
「鈴木さんには、敵いませんね…
明日の予定、後で教えて下さい」
「はい」
広瀬さんが、部屋を出た後
目を通した契約書には、すでに
チーム広瀬の名前がある
「だから、広瀬さんに話しておいた方がいいって言ったのに…」
「それじゃ、面白くないでしょ!?」
鈴木さんが悪戯っ子の顔をした
「鈴木さん… もしかして…
あの事もまだ?」
吉岡さんが、呆れた顔で見る
「もちろん!!明日、発表するわ!!」
「サプライズは、喜ぶでしょうが
当分、怨まれますよ?」
「大丈夫!!広瀬さんだもん!!」
この会社の人間関係の良さが、よくわかる
「んなわけないだろ?5年前は、15だぞ?
お前ずっとSouを探してたから、鈴木さんと重ねているだけだろ?
似ているとは、思ったけどな」
「でしょ?間違いありませんって!!」
俺はSouを見つけた喜びを、先輩と分かち合いたかった
先輩は、別人だろうという
本契約を締結する日
鈴木さんから、説明を受ける
年下なんて、信じられないくらい
しっかりしている
「その契約待った!!!
鈴木さん!!酷いですよ!!
勝手に決めて!!」
「勝手に決めて良いと一任されてます」
「うちに下さいよ!!春陽君のデビューは
うちに任せて下さい!!
倉持企画さんには、悪いけど
春陽君は、うちの看板になるんだ
倉持企画さんは、経験が足りない!!」
まさかの横槍
ドタバタと応接室に入って来た
PPの企画課 イベントマネージャー
広瀬 隆徳
業界では、有名な人物
なんせ、PPのタレント部門が出来て
この人が1番燃えていただろう
初めて売り出すタレントを
他所の会社に任せるなんて
考えていたはずがない
俺と先輩ですら、次にデビューする人に
と思った企画
まさか、春陽君が1番だとは、知らなかった
「倉持企画の仕事、見たことあります?」
鈴木さんは
にっこり笑って、広瀬さんの顔を見る
「いいえ……」
「でしたら明日、倉持企画のイベントを
視察しましょうか」
「え?明日ですか!?」
内心、俺も驚いた
この営業活動と並行して、イベントの準備をしていた
それを鈴木さんが知っているとは…
「見てもないのに、経験が足りないから
春陽に合わないとお思いなんでしょう?」
バツが悪いと広瀬さんが目をそらす
「私は、最初から倉持企画に
春陽をお願いするつもりでした
経験の足りない所は
広瀬さんが、サポートして下さると
安心ですね
コラボ企画って、どうです?」
思いもよらない展開に
ドギマギ
「広瀬さん、そういうことなんですよ
契約書にちゃんとありますよ
うちの会社とコラボ企画
春陽のデビュー
そして、うちの初めてのコラボ企画!」
吉岡さんが広瀬さんに契約書を見せる
「鈴木さんには、敵いませんね…
明日の予定、後で教えて下さい」
「はい」
広瀬さんが、部屋を出た後
目を通した契約書には、すでに
チーム広瀬の名前がある
「だから、広瀬さんに話しておいた方がいいって言ったのに…」
「それじゃ、面白くないでしょ!?」
鈴木さんが悪戯っ子の顔をした
「鈴木さん… もしかして…
あの事もまだ?」
吉岡さんが、呆れた顔で見る
「もちろん!!明日、発表するわ!!」
「サプライズは、喜ぶでしょうが
当分、怨まれますよ?」
「大丈夫!!広瀬さんだもん!!」
この会社の人間関係の良さが、よくわかる