一目惚れの片想い
共演…
*田中 草平*
ついに一緒に仕事をする時が来た
春陽君がCDデビューするので
1週間、ライブイベントをする
つまり1週間、鈴木さんに会う機会がある
とにかく、本当に楽しくやっているのか
それを確かめないと!!
「おはようございまぁ~す」
鈴木さんは、やる気なさそう
Souの時は、こんなテンションなのかな?
この前もこんなだったな…
今回のプロデューサーは、広瀬さん
広瀬さんの説明を聞き
「はい わかりました」
事前にダンスなどは、練習してきている
大畠プロの他の子達と一緒に確認する
「Souちゃん!!」
「鈴音さん!!来てくれたの?」
嬉しそうに、ステージから手を振る
本当に仲良くやってるように見えるけど
これは、演技かもしれないという
疑いの目で見る
「私の撮影が早く終わったから、応援にきたのよ!Souちゃん緊張してない?」
「うふっ 大丈夫!!
鈴音さん!!一緒に帰ろうね!!」
「当たり前じゃないの!!」
ニコニコ笑う2人は、自然で
疑わしいとこがない
初日のライブが無事に終わる
広瀬さんと先輩、吉岡さんで喫煙ルームに行くと
鈴木さんがひとりでタバコ吸ってた
ヘッドフォンで何か聞きながら
吸い終わり、火を消し出ようとする時
俺達が入る
鈴木さんが、出れないように
吉岡さんが、手を扉についた
「何?」
ヘッドフォンを取り、首を傾げる
「もう一服つきあえよ!?」
「…いいけど」
鈴木さんがタバコに火をつける
ん?吸い方変わった?
「本当に仲良くやってるみたいで安心した」
「疑ってたの?私、嘘つかないし」
「だよな… 奏、携帯は?」
「持ってない」
「あれ、まだ解約してないから
明日、持ってくる」
「必要ない」
「たまに、愚痴くらい聞いてやる」
「鈴音さんに愚痴るから、いい」
「鈴音さんとうまくやってんなら、俺達といても構わないんだろ?
飲みに行こうぜ!?」
「忙しいの… 寝る暇ないから」
ガチャ
「この不良娘が!!タバコは、やめろ!」
湊さんが入って来た瞬間、後ろから
鈴木さんのタバコを取り上げ
灰皿で、火を消す
その瞬間、鈴木さんの顔色が変わった
「鈴木さん?大丈夫!?」
「奏?」
湊さんの出した手を叩いた
「やっ!!触らないで!!」
壁に背中をつけ、震えている
「Souちゃん!!どうしたの?
何かされたの?大丈夫!?」
鈴音さんが入って来て、鈴木さんを抱きしめる
鈴木さんも鈴音さんにしがみつく
「鈴音さん…帰ろう」
「湊、この子に近づくのやめて!
こんなに怖がって!!可哀想だわ!!
帰りましょうね!!」
鈴木さんは、一体どうしたんだ?
まだ、精神的に不安定な状態なのかな?
「鈴音さん、奏のことよろしくお願いします!」
吉岡さんが頭を下げた
「吉岡君!大丈夫!Souちゃんのことは
私に任せて頂戴ね!」
「はい…ありがとうございます」
2人が出て行った後
吉岡さんが、舌打ちした
「湊さん!!ダメじゃん!!鈴音に奏とられていいのかよ?」
「吉岡さん…お願いしますって…」
「油断させる為の演技だよ!!
うさんくせぇ!!鈴音が娘として可愛いがってねぇのが、よくわかった!!
何がSouちゃんだ!!あいつは、奏だ!!」
湊さんは、戸惑いを隠せないようで
「奏があんなに拒否するんなら…
鈴音の方がいいのかも…」
「湊さん、鈴音が奏に何したか
忘れてないだろ?
俺は、鈴音を信用出来ない!!」
ついに一緒に仕事をする時が来た
春陽君がCDデビューするので
1週間、ライブイベントをする
つまり1週間、鈴木さんに会う機会がある
とにかく、本当に楽しくやっているのか
それを確かめないと!!
「おはようございまぁ~す」
鈴木さんは、やる気なさそう
Souの時は、こんなテンションなのかな?
この前もこんなだったな…
今回のプロデューサーは、広瀬さん
広瀬さんの説明を聞き
「はい わかりました」
事前にダンスなどは、練習してきている
大畠プロの他の子達と一緒に確認する
「Souちゃん!!」
「鈴音さん!!来てくれたの?」
嬉しそうに、ステージから手を振る
本当に仲良くやってるように見えるけど
これは、演技かもしれないという
疑いの目で見る
「私の撮影が早く終わったから、応援にきたのよ!Souちゃん緊張してない?」
「うふっ 大丈夫!!
鈴音さん!!一緒に帰ろうね!!」
「当たり前じゃないの!!」
ニコニコ笑う2人は、自然で
疑わしいとこがない
初日のライブが無事に終わる
広瀬さんと先輩、吉岡さんで喫煙ルームに行くと
鈴木さんがひとりでタバコ吸ってた
ヘッドフォンで何か聞きながら
吸い終わり、火を消し出ようとする時
俺達が入る
鈴木さんが、出れないように
吉岡さんが、手を扉についた
「何?」
ヘッドフォンを取り、首を傾げる
「もう一服つきあえよ!?」
「…いいけど」
鈴木さんがタバコに火をつける
ん?吸い方変わった?
「本当に仲良くやってるみたいで安心した」
「疑ってたの?私、嘘つかないし」
「だよな… 奏、携帯は?」
「持ってない」
「あれ、まだ解約してないから
明日、持ってくる」
「必要ない」
「たまに、愚痴くらい聞いてやる」
「鈴音さんに愚痴るから、いい」
「鈴音さんとうまくやってんなら、俺達といても構わないんだろ?
飲みに行こうぜ!?」
「忙しいの… 寝る暇ないから」
ガチャ
「この不良娘が!!タバコは、やめろ!」
湊さんが入って来た瞬間、後ろから
鈴木さんのタバコを取り上げ
灰皿で、火を消す
その瞬間、鈴木さんの顔色が変わった
「鈴木さん?大丈夫!?」
「奏?」
湊さんの出した手を叩いた
「やっ!!触らないで!!」
壁に背中をつけ、震えている
「Souちゃん!!どうしたの?
何かされたの?大丈夫!?」
鈴音さんが入って来て、鈴木さんを抱きしめる
鈴木さんも鈴音さんにしがみつく
「鈴音さん…帰ろう」
「湊、この子に近づくのやめて!
こんなに怖がって!!可哀想だわ!!
帰りましょうね!!」
鈴木さんは、一体どうしたんだ?
まだ、精神的に不安定な状態なのかな?
「鈴音さん、奏のことよろしくお願いします!」
吉岡さんが頭を下げた
「吉岡君!大丈夫!Souちゃんのことは
私に任せて頂戴ね!」
「はい…ありがとうございます」
2人が出て行った後
吉岡さんが、舌打ちした
「湊さん!!ダメじゃん!!鈴音に奏とられていいのかよ?」
「吉岡さん…お願いしますって…」
「油断させる為の演技だよ!!
うさんくせぇ!!鈴音が娘として可愛いがってねぇのが、よくわかった!!
何がSouちゃんだ!!あいつは、奏だ!!」
湊さんは、戸惑いを隠せないようで
「奏があんなに拒否するんなら…
鈴音の方がいいのかも…」
「湊さん、鈴音が奏に何したか
忘れてないだろ?
俺は、鈴音を信用出来ない!!」