一目惚れの片想い
*田中 草平*
明らかに具合の悪そうな鈴木さん
スタッフの誰もが、鈴木さんを心配する
少しフラフラしながら、ストレッチしたり
普段通りの準備をしていた
「田中君…ちょっといい?」
吉岡さんが人気のないところへ
俺を連れて行ってから
「奏…変なクセがあってさ
田中君にだけは、知ってて貰った方がいいから
奏… たまに死のうとするんだ」
「へ?」
「ベランダ近づけさせないのは、そのせい
本人も何で死のうとするのか、わからないらしくて、それも寝落ちしたり、酔いつぶれた次の日の朝なんだ」
「てことは……」
「多分、昨日の朝何かやらかしたんだろう」
予想外のことだった
風邪じゃない……
「今日、少しでも接触できたらいいなぁ」
「田中君、ありがとう」
「自分の為ですよ!鈴木さんのこと好きなんで!!」
「ははっ 本当、正直だよな!」
ライブは、無事に終わった
鈴木さんが外に出たので、後をつけた
「うっ… ふっ… うぅっ…」
具合が悪いのかな
「鈴木さん!!」
鈴木さんの背中に手を添え
顔色を見る !!!!!
泣いてる!?
吉岡さんに叩かれても、泣かなかった
鈴木さんが、泣いてる
「た……なか…さん」
俺は、鈴木さんにキスをした
鈴木さんが驚いて、目を丸くした
「鈴木さん…記憶戻ってないんじゃない?」
鈴木さんは、俺と初めてキスをしたような
反応だったから
「鈴木さん、俺と初めてじゃないんだよ」
そういうと、さらに驚く
間違いない
鈴木さんは、覚えていない
固まってしまった鈴木さんにキスをした
何度も触れては離れ
鈴木さんを抱きしめる
戸惑っていた鈴木さんの手が
俺の背中にまわる
「田中さん… あたし……」
「鈴木さん、いつもの店においでよ
俺達、毎日そこで打ち上げしてるから」
「あたし… 行けません…戻らないと!!」
離れて行こうとする
鈴木さんともう一度キスをした
唇が離れると、鈴木さんは、戻って行った
その日の打ち上げに、鈴木さんは、こなかった
来ないって言ったもんな……
どこかで来ると期待していたから
かなり、落ち込んだ
「田中君?元気ないな?」
俺は、深酒をして
吉岡さんの部屋に泊めてもらった
明らかに具合の悪そうな鈴木さん
スタッフの誰もが、鈴木さんを心配する
少しフラフラしながら、ストレッチしたり
普段通りの準備をしていた
「田中君…ちょっといい?」
吉岡さんが人気のないところへ
俺を連れて行ってから
「奏…変なクセがあってさ
田中君にだけは、知ってて貰った方がいいから
奏… たまに死のうとするんだ」
「へ?」
「ベランダ近づけさせないのは、そのせい
本人も何で死のうとするのか、わからないらしくて、それも寝落ちしたり、酔いつぶれた次の日の朝なんだ」
「てことは……」
「多分、昨日の朝何かやらかしたんだろう」
予想外のことだった
風邪じゃない……
「今日、少しでも接触できたらいいなぁ」
「田中君、ありがとう」
「自分の為ですよ!鈴木さんのこと好きなんで!!」
「ははっ 本当、正直だよな!」
ライブは、無事に終わった
鈴木さんが外に出たので、後をつけた
「うっ… ふっ… うぅっ…」
具合が悪いのかな
「鈴木さん!!」
鈴木さんの背中に手を添え
顔色を見る !!!!!
泣いてる!?
吉岡さんに叩かれても、泣かなかった
鈴木さんが、泣いてる
「た……なか…さん」
俺は、鈴木さんにキスをした
鈴木さんが驚いて、目を丸くした
「鈴木さん…記憶戻ってないんじゃない?」
鈴木さんは、俺と初めてキスをしたような
反応だったから
「鈴木さん、俺と初めてじゃないんだよ」
そういうと、さらに驚く
間違いない
鈴木さんは、覚えていない
固まってしまった鈴木さんにキスをした
何度も触れては離れ
鈴木さんを抱きしめる
戸惑っていた鈴木さんの手が
俺の背中にまわる
「田中さん… あたし……」
「鈴木さん、いつもの店においでよ
俺達、毎日そこで打ち上げしてるから」
「あたし… 行けません…戻らないと!!」
離れて行こうとする
鈴木さんともう一度キスをした
唇が離れると、鈴木さんは、戻って行った
その日の打ち上げに、鈴木さんは、こなかった
来ないって言ったもんな……
どこかで来ると期待していたから
かなり、落ち込んだ
「田中君?元気ないな?」
俺は、深酒をして
吉岡さんの部屋に泊めてもらった